米RSA Securityは,Webアクセス管理ソフトウエア「RSA ClearTrust」のLinux対応版をリリースした。RSA社が米国時間6月5日に明らかにしたもので,RedHat Linux,RedHat Advanced Server,SuSE Enterprise Serverというプラットフォームで利用できる。同社は,「対応プラットフォームとサーバーを増やした結果,RSA ClearTrustを導入する際,既存のITインフラに及ぼす影響を最小限に抑えられる」としている。

 RSA ClearTrustは,包括的な身元/アクセス管理ソリューションを提供するソフトウエア。Webベースのリソースに対するユーザー・アクセス権を一元的に制御し,ユーザー属性,ビジネス・ルール,セキュリティ・ポリシーに基づいた管理を行う。シングル・サインオン機能の組み込みも可能。

 これまで同ソフトウエアは,Microsoft Windows/Sun Solaris/HP-UX/IBM AIXプラットフォームに対応していた。「Linuxに対応したことで,企業がローエンドからハイエンドまでさまざまな用途で使う成長株のプラットフォームでも,当社のWebアクセス管理ソフトウエアを利用できるようになる」(同社)

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