「2003年第1四半期の世界ノート・パソコン市場において,米Hewlett-Packard(HP)が出荷台数ベースのシェアを15.9%獲得し,2四半期連続で首位に立った」---HP社が米国時間6月2日に,米IDCが行った調査結果を引用するかたちで発表した。

 なお,米メディア(CNET News.com)が報じた同調査の結果によると,2003年第1四半期における世界総出荷台数は857万台で,前年同期からは約100万台増加したが,前期比では1.3%減となった。HP社のノート・パソコン出荷台数は137万台。米Dell Computerと東芝がそれぞれ124万台と123万台だった。

 HP社は北米,欧州/中東/アフリカ,アジア太平洋地域のすべての主要地域で,前期と比べてシェアを拡大した。米国では,18.9%の市場シェアを占め,第2位の座を獲得した。米国首位のメーカーの出荷台数は前期比2.4%減少したが,HP社の出荷台数は同7.4%増加した。

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