米Adobe Systemsは米国時間4月30日に,2003年3月~2003年5月期(2003会計年度第2四半期)の業績見通しを上方修正した。
同社は,当期の予測を売上高を3億500万~3億2000万ドル,一時的な費用を除いた1株当たりの利益を24~28セントに上方修正した。一時的な費用を除いた1株当たりの利益には,実質的な変化は無いと考えている。
見通しの上方修正の理由として,新版「Adobe Acrobat」のリリースに対する受注と3月における日本の業績が予測を上回ったことを挙げられている。米国と欧州市場は見込み通りの状況にあるという。
同社が3月に発表した見込みでは,当期の売上高を3億~3億1500万ドル,一時的な費用を除いた1株当たりの利益を24~27セントの範囲で予測していた。
なお,2003会計年度第2四半期の決算は,2002年6月12日に報告する予定。
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