米Intelが米国時間4月23日に,Windows Server 2003およびVisual Studio .NET 2003に対応するソフトウエア性能解析ツール「Intel VTune Performance Analyzer 7.0」と「Intel VTune Enterprise Analyzer 2.0」を発表した。「当社製プロセサ・ベースのプラットフォーム上で動作するアプリケーションやWWWシステムの性能を,簡単かつ効率よく調整できる」(Intel社)という。

 VTune Performance Analyzer 7.0は,Windows Server 2003などのWindows用アプリケーション/デバイス・ドライバの動作を最適化できる。対応プロセサは,Intel社のPentium 4,Xeon,Itanium 2,PXA250,PXA262。

 VTune Enterprise Analyzer 2.0は,WWWアプリケーションや.NET Edition用の解析ツール。Intel社製プロセサを複数使用するシステム上で動作するアプリケーションについて,ボトルネックの検出が可能。WWWインフラに対応するため,トランザクション・レベルおよびNETオブジェクト・レベルで解析/診断が行える。

 「当社がプロセサを知り尽くしているからこそ,Intel VTune Analyzerのようなツールの提供が可能となる。同ツールを使うと,シングル/マルチ・プロセサの両システムにおいて,プロセサのリソースがどのように利用されているかを詳しく調査できる」(Intel社ソフトウエア製品部門担当ジェネラル・マネージャのJonathan Khazam氏)

 各製品の希望小売価格は,Intel VTune Performance Analyzer 7.0が699ドル,Intel VTune Enterprise Analyzer 2.0が2500ドルから。

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