米Macromedia社は,Flashアプリケーションとデータ・ソースの接続を容易にするキット「Macromedia Flash MX Data Connection Kit」を米国時間4月22日に発表した。同キットは,CyberSage Software社から買収した「Macromedia Firefly Components」とFlashアプリケーション開発環境である「Macromedia Flash Remoting MX」の開発者版など,Flashアプリケーションを異なるデータ・ソースにつなげるためのコンポーネントを収録している。

 同社によれば,現行の開発プロセスにおいてFlashアプリケーションとサーバー間のリンク作成は,データ交換の必要があるためにもっとも難しい部分となっている。Fireflyコンポーネントによってサーバーとの接続が容易になり,開発者はデータ認識機能を持つインターネット・アプリケーションの開発が迅速に開始できるようになるという。

 Macromedia Firefly Componentsは,Flashアプリケーション内のデータへのアクセス,表示,アップデートのフレームワークを提供する。同コンポーネントは特別なコネクタとリゾルバを提供しているため,開発者はXML,Microsoft SQL Server,Macromedia Flash Remotingを含む複数のデータ・ソースへの接続を迅速に確立できる。

 また,同コンポーネントを開発者版のMacromedia Flash Remoting MXと利用することによりFlashアプリケーションをColdFusion,Microsoft .NET,Java,SOAPをベースとするWebサービスなどのデータ・ソースにも接続可能になる。

 Macromedia Flash MX Data Connection Kitは,次週より同社のオンライン・ストアで購入可能。価格は299ドル。教育機関向け価格は199ドル。Macromedia DevNet Professionalの会員は,購読の一部としてダウンロード可能。

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