米Motorolaは,無線ケーブル・モデム・ゲートウエイ「SBG1000」とDOCSIS 2.0準拠のケーブル・モデム「SB5100」を米国時間4月21日,発表した。いずれも家庭内ネットワーク市場用の製品で,米国で直ちに出荷を開始する。

 SBG1000は,Motorola社のケーブル・モデム「SURFboard」,無線LAN(IEEE802.11b)アクセス・ポイント,Ethernetルーター/スイッチ,プリンタ・サーバー,ファイアウォールなどの機能を組み合わせたオールインワン型モデム。家庭やSOHOにあるプリンタ,ファクシミリ,テレフォニ機器,ゲーム機,デスクトップ・パソコンやノート・パソコンなど,複数のデバイスを簡単に接続できるという。

 ちなみに米In-Stat/MDRは,家庭内ネットワーク市場が2007年まで年平均20%で成長すると予測している。

 Motorola社Consumer Solutions部門ジェネラル・マネージャ兼コーポレート・バイス・プレジデントのJohn Burke氏は,「技術的知識を持っていないユーザーでも,SBG1000を使って,無線ネットワークの利便性をすぐに享受できる」と説明する。

 なお米メディア(CNET News.com)によると,SBG1000の価格は350ドル,SB5100は150ドルである。

◎関連記事
米Motorola,Western Cable Show 2000で家庭向けのゲートウエイとケーブル・モデムを発表
米Motorola,DOCSIS対応ケーブル・モデムのオンライン販売とアフターサービスを提供する新しい電子商取引Webサイトを開設
ITU-Tがケーブル・モデム標準規格の最新版「DOCSIS 2.0」を承認
「2002年に米国世帯の10%が家庭内ネットワークを導入,広帯域接続が普及を後押し」,米調査 
米国CATV市場は2007年に670億ドル規模に,インタラクティブ・サービスが成長を後押し
「成長を続けるケーブル・モデム市場,ピークの2004年には25億ドル規模へ」,米企業の調査
「米国の広帯域利用は2005年に3110万世帯,CATVモデムが5割占める」と米ヤンキー
CATVインターネットの速度が30Mビット/秒も出るワケ

[発表資料へ]