米Intelは，次世代サーバーI／O技術InfiniBandの試験施設「I/O Interconnect Lab」を中国の北京に開設すると，現地時間4月21日に発表した。同施設は，北京にある同社の研究開発施設内に設け，Intelアーキテクチャ上でInfiniBandの動作試験を行う。
I/O Interconnect Labの運営には，中国でエンタプライズ技術ソリューションの販売を手がけるトーメンも協力する。
同施設では，Intelアーキテクチャ・サーバーによるクラスタリング・ソリューションを使用してInfiniBandの試験を行う。現在のところ利用可能なInfiniBand対応機器は，米Agilent Technologies，米InfiniCon，Mellanox Technologies社，トーメンが供給する。将来I/O Interconnect Labでは，次世代インタフェースである「PCI Express」サーバー・ソリューションにも対応する予定という。
Intel社エンタプライズ・プラットフォーム・グループ担当イニシアチブ・マーケティング・ディレクタのJim Pappas氏は，「Intelアーキテクチャのサーバー・プラットフォーム上で最新I／O技術を試験することに対し，顧客の関心は高い」と説明する。
「2003年から2004年にかけ，InfiniBandアーキテクチャやPCI Express技術などの新しいエンタプライズ入出力方式が，Intelアーキテクチャ・サーバー・プラットフォームで利用できるようになる。そうすると，先駆的なユーザーには，当社の最新サーバー・クラスタリング環境の試験を簡単に実施できる施設が必要だ」（同氏）
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