米Hewlett-Packard(HP)は,同社のUNIX系OS「HP-UX」向けのセキュリティ・インストール・ツール「HP-UX Bastille v2.0」と「Install-Time Security」を米国時間4月14日,発表した。

 HP-UX Bastille v2.0は,「HP-UX 11i」を搭載したサーバーのセキュリティ設定を簡素化する。ユーザーがセキュリティ,用途,機能に関する一連の質問に答えると,システムの使い道に応じた適切なセキュリティ・レベルを提示する。

 Install-Time Securityでは,サーバーのセキュリティ機能を初めてインストールする際に,あらかじめ設定したセキュリティ基準から選んで適用することができる。さらに詳細な設定が必要な場合は,HP-UX Bastille v2.0を用いて調整することが可能。

 「Install-Time Securityは多数の設定を用意しており,ユーザーは時間を費やすことなく,簡単にインストールを実行できる。セキュリティ・ソフトウエアの追加も自動で行える」(HP社)

 HP-UX Bastilleなどのセキュリティ・ソフトウエアは,HP社Webサイトの「Internet and Security Solutions」で,無償配布している。

 またHP社は,HP-UX 11iがセキュリティ評価「Common Criteria」の「Evaluation Assurance Level(EAL)4-CAPP」認定を受けたことを同日明らかにした。

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