米Intuitのビジネス管理ソフトウエア事業Intuit Eclipseと米IBMは，米国時間4月10日，マーケティングと技術に関する提携を発表した。両社は協力して，中小企業の注文処理，在庫管理，経理，購買，顧客サービスといった業務を支援するとしている。
今回の提携は，IBM社の独立系ソフトウエア・ベンダー支援プログラム「ISV Advantage Initiative」のもとで締結した。ISV Advantage Initiativeでは，ISVパートナに，オープンなインフラ・プラットフォーム，技術サポートやマーケティング・サポートを提供する。
Intuit Eclipse社は，卸売り販売事業者向けの「Distribution Management Solutions（DMS）」アプリケーション・スイートを，IBM社の中小企業向けアプリケーション・サーバー「WebSphere Application Server Express」に最適化する。
一方，IBM社は，Intuit Eclipse社の製品を中小企業向けのERP，SCM，CRMソリューションの一部として，顧客に推奨する。保守管理／修理／運用，排水／暖房／換気／空調設備，特殊工業，建設資材，ベアリング／留め具といった分野の卸売り事業者を対象にする。
なおIntuit Eclipse社は，IBM社の「Universe」データベース・ソフトウエアをはじめ，「eServer pSeries」や「同xSeries」サーバー機に対応した製品を手がけている。Intuit Eclipse社は引き続き，DMSでのIBM社製ハードウエアやソフトウエア対応を進める計画である。
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