米Red Hatが米国時間4月7日，コンテンツ管理システム「Red Hat Enterprise Content Management System」とポータル・サーバー「同Portal Server」を発表した。企業向けアプリケーション「Red Hat Enterprise Applications」ファミリの製品である。
Red Hat Enterprise Applicationsは，企業向けOS「Red Hat Enterprise Linux」上で動作する。「Red Hat Enterprise Network」を通じて管理と提供を行う。Red Hat Enterprise Linux製品には，大企業向けOS「Red Hat Enterprise Linux AS」，ミッドレンジ向けサーバーOS「同ES」，ワークステーション向けOS「同WS」がある。
「事業の拡大に伴い，データに動的にアクセスし，変更を加えることが可能な標準環境が，企業には必要となる。当社はこうした企業のニーズに応える」（Red Hat社Product Marketing部門ディレクタのDeb Woods氏）
Red Hat社によると，米Dunkin' DonutsがContent Management SystemとPortal Serverを組み合わせたソリューションを導入済みだという。1500店舗を超えるDunkin社のフランチャイズは，供給センター「Northeast Distribution Center」の在庫と流通システムにアクセスし，商品の最新情報を入手することができる。
なお，米メディアの報道（CNET News.com）によると，今後Red Hat Enterprise Applicationsファミリに加わる新製品の一つは，Java対応サーバー・ソフトウエアの可能性が高いという。
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