米RSA Security社と米Documentum社は,Webアクセス管理ソフトの「RSA ClearTrust」とコンテンツ管理ソフト「Documentum 5」のWebtopコンポーネントの相互運用性の認定が完了したことを米国時間4月7日に発表した。

 RSA Security社は,Webtopの認定サポートを提供する最初のWebアクセス管理ベンダーとして,Documentumパートナ・プログラムの一員になる。Documentum 5は,「RSA ClearTrust Ready」としてサポートが認定され,RSA ClearTrust Webアクセス管理ソフトと相互運用性が保証された。

 この統合プラットフォームは,関係会社間のコンテンツのコラボレーションとコンテンツ管理プロセスの合理化を狙っている。また,シングル・ポイントの認証とセッション管理を確立することにより,セキュリティを強化するとともに管理コストを大幅に縮小する。

 企業コンテンツ管理プラットフォームのDocumentum 5により,企業はコンテンツの管理,配信,アーカイブができるとともにコストの削減,コンテンツの統一性の強化ができる。これらのコンテンツは,しばしば部門,企業,ビジネス・パートナ間で共有されるため,効果的なセキュリティが要求され,ユーザーはアクセスしたコンテンツの検索,編集,閲覧をする前に個人情報を入力しなければならない。また,別のアプリケーションにアクセスするには,繰り返し再認証が必要とされるので,手間がかかり効率が悪かった。

 両製品を実装することにより,企業は,内外のユーザーにシングル・ポイントの認証とセッション管理,アプリケーションへのシングル・サインオンが提供できる。また,管理者は,詳細に渡る動的なアクセス制御が確立できるため,Documentum内のセキュリティのベース・レベルを拡張できる。

 RSA ClearTrustソフトウエアは,直ちにDocumentum 5のサポートを提供する。

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