米Xybernautは同社のウエアラブル・コンピュータ「Atigo」と「Mobile Assistant V(MA V)」用のオプション製品を米国時間4月3日,発表した。軍用車両であるHUMVEEなど向けNATO認定電源コネクタや,「#BA5590」バッテリに対応するMIL規格コネクタなどが含まれる。

 Xybernaut社のオプション製品は軍隊での使用を想定しているという。「消費電力管理の強化を図った。携帯性に優れた人間工学設計を採用し,NATOの軍用規格に対応している」(同社)

 「Lind Electronics」は,NATO規格対応の自動車用バッテリ充電器。攻撃車両や一般の自動車から電源を取り,AtigoやMA Vに適切な直流電源を供給できる。また同社のMA V用バッテリは平らなマット状をしており,直流電源を12時間出力可能という。

 同社のAtigoおよびMA V用の拡張バッテリは,ポーチに入れたまま充電できる。こうすることで,「充電や使用に必要な部品を紛失しにくくなり,取り扱いの手間が少なくなる」(同社)

 なおAtigoとMA Vは,充電可能なリチウム・イオン・バッテリを内蔵し,1回の充電で約3時間動作する。動作中に交換可能な拡張バッテリを使用することで,動作時間を2倍に伸ばせるという。

◎関連記事
「我が社のウエアラブル・コンピュータがパーキンソン病患者を援助」と,米ザイブナー
米サイブナーと米TSGが重要施設向けウエアラブル・ソリューションを発表,「現場で設計図などにアクセス」
日立と米Xybernaut,消費者向けウエアラブル・コンピュータ開発で提携
Xybernaut,Bell Canada,IBM Canadaがウエアラブル・コンピュータの実地試験を開始
「腕時計でPDAのデータを持ち歩こう」,PIM機能付き腕時計を米フォッシルが発売
今後10年間で頭角を現す技術,顧客セルフサービス,Webサービス,ウエアラブル

[発表資料へ]