米webMethods社は米国時間4月3日に,2003年3月末日締めの第4四半期の決算の速報を発表した。同期の売上高は,4850~4900万ドル,通年の売上高はおよそ1億9600万ドルになる見通し。
同社は,第4四半期は,GAAP(会計原則)ベースで損益分岐点として1株当りの利益を0.01ドルと予測していた。株式報酬の分割償還とワラント・チャージの約96万ドルを除き,pro formaベースで税率35%を含めた場合の1株当たりの利益が0.01~0.02ドルになると見込んでいる。
「同期は不安定な経済により,企業ソフトの販売が困難で購入を遅らせたり,縮小する顧客もいた。しかし,売上高は,予測の下限にわずかに届かなかったものの1株当たり利益は予測範囲に到達できた。webMethodsは,経済不況にも関わらず最近終了した四半期において総売上高を維持できた数少ないソフトウエア会社となった」(同社会長兼CEOのPhillip Merrick氏)
同期における同社業績のハイライトは次の通り。
・同年3月末日における現金と有価証券は2億~2億100万ドルでほぼ均衡を保つと予測される。
・同期におけるライセンス売上高は,およそ2800万ドル。
・国際売上高は,総売上高のおよそ35%。
・単独で,総売上高またはライセンス売上高の10%以上を占める顧客はいなかった。
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