米Apple Computerは,「2003 Worldwide Developers Conference(WWDC)」の開催期間を5月19~23日から6月23~27日に延期する。Apple社が米国時間3月21日に発表した。「Mac OS X」の次期版となる「Panther」(開発コード名)のプレビューを,「より完全なかたちで開発者に提供するため」(Apple社)としている。

 なお開催地についても,当初予定していたサンノゼからサンフランシスコのMoscone Centerに変更する。

 Apple社Worldwide Developer Relations部門バイス・プレジデントのRon Okamoto氏は,「年次会議であるWorldwide Developers Conferenceは,開発者にMacintoshプラットフォームの詳細な将来構想を提供する場だ」と述べた上で,6月に延期したことにより,「同会議に参加するすべての開発者がPantherのコピーを入手できる」と確約した。

 開催期間の延期に伴い,早期登録受付期限を4月18日から5月23日まで延長する。

 先週Apple社では,製品ラインや経営面で動きがみられた。米メディア(CNET News.com)の報道によると,Apple社は3月18日に旧型「iMac」の販売を打ち切っている。また翌19日には,前副大統領Al Gore氏を役員会に迎え入れたことを明らかにした(Apple社のプレスリリース)。

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