米NetRatingsが米国時間3月17日に,米NPD Groupを特許侵害でデラウエア州の米連邦地方裁判所に提訴したことを明らかにした。NetRatings社の主張は,NPD社がコンピュータ利用の追跡調査にNetRatings社の特許技術を用いているというもの。

 NetRatings社が問題としている特許は,米国特許番号「6,115,680」。タイトルは「Computer use meter and analyzer」で,1998年3月2日に申請し,2000年9月5日に成立した。ログ・ファイルを利用して,個人のコンピュータ利用を測定し,レポートするための技術に関する特許である。1台あるいは複数台のコンピュータから収集したログ・ファイルで,ソフトウエア,ハードウエア,通信の利用習慣を解析する。

 NetRatings社はNPD社に対し,特許侵害行為の停止と損害賠償の支払いを求めている。

 「当社の特許は,業界の発展に貢献する現在と将来の製品とサービスの基礎を成すものだ。こうした資産の保護は,当社にとって非常に重要な問題である」(NetRatings社社長兼CEOのWilliam Pulver氏)

◎関連記事
「2002年12月の旅行サイト利用はフランスがトップ,日本は第4位」,米ニールセンの調査
2002年12月の米国広帯域ユーザー,前年同月比59%増の3360万人以上に
「高速ネット接続の普及で世界の平均オンライン滞在時間が増加」,米ニールセン
2002年Q3の世界ネット利用状況,「英国はWWW閲覧後のオンライン購入率が70%」
米ニールセンがQ4よりデジタル・メディア利用に関する新たな追跡調査を開始

[発表資料へ]