米Microsoftと米Comverse Technologyの一部門であるComverseが米国時間3月17日に,Microsoft社の「.NET Alerts」ベースのボイスメール到着通知サービスを共同で提供する計画を発表した。サービス提供地域は全世界とする。

 Comverse社は,同社のボイスメール環境「InSight」とMicrosoft社の.NET Alertsおよび「SQL Server Notification Services」を統合する。これによりサービス・プロバイダは,「Microsoft Windows Messenger」や「MSN Messenger」,携帯電話機/PDAなどのモバイル機器,電子メールの利用者に対し,ボイスメール到着を通知できるようになる。利用者は,インターネット経由でボイスメールを再生できる。

 「このサービスを利用すれば,当社のサービス・プロバイダ顧客は利用者に従来より機能豊富な通知サービスを提供できる。そして,WWWアクセスのトラフィックを増やすとともに,ボイスメール・サービスによる収入を増やせる可能性がある」(Comverse社)

 Microsoft社事業開発担当ディレクタのJohn Wilcox氏は,「世界中のサービス・プロバイダは,使用機種を問わず終日利用可能なサービスが何かないか探している」と説明する。「Comverse社は高度な通信サービスを提供できる世界的な企業で,400社以上のサービス・プロバイダと取引があることから,通信事業者向けの.NET Alerts対応ボイスメール・ソリューションを始めるのに理想的なパートナだ」(同氏)

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