WWW関連の追跡調査を手掛ける米WebSideStoryが米国時間3月12日,「過去1年間に,検索エンジンを参照してからWWWサイトにアクセスするユーザーが急増している」,などとする調査結果を発表した。
調査は世界中のインターネット・ユーザーを対象に,WebSideStory社傘下のStatMarket社が実施した。URLのブックマーク,検索エンジン,電子メールを使ったキャンペーンなど,ユーザーのWWWサイトへのアクセス手段について調査・分析を行ったもの。
2003年3月6日時点で,「検索エンジンを介したアクセス」が全体の13.4%を占め,前年の7.1%から大きな伸びをみせた。
StatMarket社Product Marketing担当副社長のGeoff Johnston氏は,「ユーザーは以前と比べてネット・サーフィンを効率よく行っている。既に知っているWWWサイトに直接アクセスしたり,検索エンジンを使って新しいサイトを探す場合が多いようだ」と説明した。
検索エンジンを使ったアクセスが世界的に増加しているものの,国によって若干のばらつきがある。例えば,スペインでは全体の約21.5%(前年は10.8%)を占めたが,米国では15.0%(同8.0%)だった。
■世界のインターネット・ユーザーによるWWWサイトのアクセス手段アクセス手段 2003年 2002年
3月6日時点 3月7日時点URLに直接アクセス 65.48% 50.21%
リンク経由 21.04% 42.60%
検索エンジン 13.46% 7.18%出典:StatMarket社
■WWWサイト・アクセスに検索エンジンを使ったユーザーの国別割合国名 2003年 2002年
3月6日時点 3月7日時点スペイン 21.53% 10.83%
南アフリカ 20.47% 12.49%
ブラジル 19.04% 8.20%
英国 17.84% 11.51%
オーストラリア 17.07% 10.88%
米国 15.07% 8.00%出典:StatMarket社
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