米Intelは,動作周波数3.06GHzと3GHzのプロセサ「Xeon」を米国時間3月10日に発表した。「デュアル・プロセサ・サーバー/ワークステーション向けプロセサとして動作周波数が3GHzを超えたのは,Xeonが初めて」(Intel社)とする。
3.06GHz版Xeonプロセサは,512Kバイトのレベル2キャッシュを内蔵し,システム・バスのクロック周波数は533MHz。3GHz版は,内蔵レベル2キャッシュ512Kバイト,システム・バス・クロック周波数400MHz。
「Xeonプロセサをベースとするシステムは,Webホスティング,データ・キャッシング,検索エンジン,セキュリティ/ストリーミング・メディアなど一般用途のサーバーに使用するほか,ワークステーションに搭載して,デジタル・コンテンツ製作,機械/電子設計,金融分析,3次元モデリングなどに利用できる」(同社)
両プロセサは,既存システムとのピン互換性も確保している。3.06GHz版Xeonプロセサは同社のチップセット「E7501」または「E7505」を使用するシステムに,3GHz版は「E7500」または「860」システムに,そのまま装着できる。
これらXeonプロセサは,すでに世界各地で入手可能となっている。1000個ロット時の単価は,3.06GHz版が722ドル,3GHz版が658ドル。
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