米3Comは米国時間3月7日に,2003会計年度第3四半期(2002年12月~2003年2月期)の業績予測を発表した。売上高は2億4000万ドル~2億4500万ドルの範囲にとどまる見込みで,2002年12月19日に同社が発表していた業績予測を下方修正する形となった。

 Enterprise Networking部門の売上高は,北米市場の低迷が要因となって前期比約13%~14%減となる。またConnectivity部門は,先の予測より約20%減少する。CommWorks部門は,前期に比べほぼ横ばいになるという予測だったが、約7%減になる見込み。

 粗利率は45~47%で,先の予測の範囲内となる。リストラ費用を除いた継続事業ベースの営業支出は,先の予測と比べてわずかに減少するという。

 なお同社は,正式な決算報告を3月19日に発表する予定。

◎関連記事
米3Comが2002年6月~8月期決算を発表,前期比10%減収で赤字拡大
米3Comの2002年3月~5月期決算,前期比5%減収だが赤字を大幅縮小
米スリーコム,通信事業部門を米ユー・ティー・スターコムに1億ドルで売却
「2002年に米国世帯の10%が家庭内ネットワークを導入,広帯域接続が普及を後押し」,米調査
米シスコの2002年11月~2003年1月期決算,2.1%減収だが大幅増益
米ルーセントの2002年10~12月期決算,前期比9%減収だが赤字幅は縮小
「ネットワーク装置ベンダーのブランド認知度,首位は米シスコ」,と米In-Stat/MDR
米3Comが主要市場に向けた戦略を強化,BCCとBNC事業部門を統合

[発表資料へ]