米Sprint社は,高速ネットワーク接続ソリューションの提供で米Oracle社と年間およそ900万ドル規模の契約を結んだと米国時間3月4日に発表した。契約は,Oracle社の米国におけるネットワーキング・バックボーンを単一のインフラにまとめ上げ,Sprint社のネットワークを使ってOracle社の従業員が,オンラインでソフトウエアとビジネス・アプリケーションにアクセスできるようにするもの。

 「Sprintのネットワークは,Oracleの従業員がセルフサービス・アプリケーション『Oracle E-Business Suite』にアクセスするためのITアーキテクチャをサポートするバックボーンになる」(Oracle社 Global Network Planning and Engineeringの副社長Patricia Giuntoli氏)

 また,Oracle社の販売員は,Sprint Tier-1バックボーンを使ってアプリケーションへのリモート・アクセスをデモできるため,見込み客に対してOracle製品スイートを実際に体験させることができる。契約の一部として,Sprint社はフレーム・リレー,ATM,専用インターネット・プロトコル・サービスを実装して米カリフォルニア州にあるOracle社の本社と同社の地域オフィスやアプリケーション開発センターを接続する。これ以外にも,契約には,プライベート回線のデータ,音声,フリーダイヤル・サービスの提供も含まれている。

◎関連記事
米スプリントが組織再編と2100人の人員削減計画を発表
米スプリント,コニカの米国子会社にデータおよび音声サービスを提供
米オラクル,「E-Business Suite」を短期間で導入する手法「Business Flow Accelerators」を発表
オラクルがLinuxで動作するERPパッケージを出荷

発表資料へ