米AT&T社と米Cisco Systems社は,両社の戦略的関係を拡張することを米国時間2月25日に発表した。これにより,AT&T社がCisco社の技術を使って世界に展開するマネージド・サービスの提供でマーケティングと販売に関して提携するとともに,製品と技術のプランニングで協調する。今回の提携は,まず世界的なマネージド・サービスを必要とする米国の企業顧客とともに米国をベースとする多国籍顧客へのサービス提供をターゲットにする。
契約の一部として,Cisco社の販売組織と間接販売チャネルは,営業活動とミッションクリティカルなアプリケーションをサポートするAT&Tのマネージド・サービスを提供する。最初に提供されるマネージド・サービスには,IP VPNサービス,IPネットワーク・セキュリティ・サービス,都市型光とEthernetサービス,マネージド・ルーター・サービス,マネージド・ホスティング・サービス,音声/データ統合アクセス・サービスなどの分野における17のエンド・ツー・エンドのサービスが含まれている。これ以外にもサービスの追加が予定されている。
また,両社は製品化計画を行う「Product Planning Councils」を設立することで合意している。これは,顧客のニーズへの対応や市場機会の認識するために両社が共同で行っている活動を発展させるもの。新しいマネージド・サービス開発の高速化と,より優れた性能を実現するために新しい技術の調査を行う。
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