「2003年のPDAユーザーは25～50歳の男性が中心」，米AvantGoがユーザーのライフ・スタイルに関する調査結果を発表

和田英一

2003.02.25

　米AvantGo社は，PDAを持ち歩くモバイル・ユーザーの趣向，購入パターン，興味，行動などに関する傾向の調査結果を米国時間2月24日に発表した。調査によれば，2003年のモバイル・デバイスのユーザーは，大半が男性で学歴，収入が高く，スポーツや旅行などさまざまな興味を持っているという人物像が明らかになった。同調査は2003年2月にMy AvantGoユーザーである1450人を対象に行ったもの。

　調査対象となったユーザーの84％は男性だった。69％の年齢グループが25～50歳でその中の40％が35～50歳だった。ユーザーの学歴は高く，3分の2が学士，修士，博士課程を修了している。半数以上の世帯収入が6万ドルを越え，26％は10万ドルを越えている。しかし，オタク・タイプではなく，スポーツ・ファンであり，フットボール（51％），バスケットボール（28％），野球（23％），NASCAR（13％）の観戦を楽しんでいる。また，ゴルフ（19％），ハイキング（17％），サイクリング（15％）など，80％がアウトドアのスポーツ活動に参加している。

　調査によって明らかになった2003年のモバイル・ユーザーのその他の特徴は次の通り。

・ユーザーの業種はさまざまだが，大半のPDAユーザーは家と車を所有している。しかし，約3分の1は新しい車の購入を1年以内に予定している。

・ユーザーは仕事（12％が1年に平均出張回数が11回以上）と趣味（24％が1年に4回以上休暇を取る）の両方で旅行をしている。

・旅行をしていないときには，無線サービスを使ってデスクトップ，ラップトップ・コンピュータからオンラインショッピングを行っている。購入品は，書籍（60％），PCソフト（56％），CD/音楽（49％）。この先6カ月間に購入が予定されている製品は，新しいいPC，アプライアンス，カメラだった。

・調査対象となった人は全員がPDAを所有しているが，自分で購入したユーザーは3分の2で，残りは雇用主から提供されたものだった。