「『Xbox』は1月に,次世代ゲーム機市場で24%のシェアを獲得した。これは任天堂の『GameCube』のシェアの2倍に相当する」---。米Microsoftが米国時間2月18日に,米NPD Group/NPD Funworldの調査結果を引用する形で発表した。

 現在,ユーザーがXbox1台につき購入するゲーム・ソフトの本数は平均4.9本である。「リリースから15カ月の次世代ゲーム機としては最高の数値」(Microsoft社)だという。また,Xbox向けオンライン・ゲーム・サービス「Xbox Live」も好調である。リリース後3カ月の販売本数を比べた場合,Xbox Liveスタータ・キットがソニーの「PlayStation 2(PS2)」用ネットワーク・アダプタを44%上回った。

 「ゲーム・ユーザーが当社の製品を高く評価しているのは喜ばしい限りだ。Xboxの市場投入から15カ月経過したわけだが,すべてのビジネス・プランが順調に進んでいる」(Microsoft社上級副社長兼 Xbox担当主任のRobbie Bach氏)

 1月は,テクモが開発したXbox専用ゲーム・ソフト「Dead or Alive(DOA)Xtreme Beach Volleyball」に人気が集まった。同ソフトは1月22日に発売を開始したばかりだが,Xbox向けソフトで米国市場の首位に立った。また,日本市場でも同時期にリリースされ,1月最後の週は,すべてのゲーム・プラットフォームにおいて2位の座を獲得した。

 テクモのジェネラル・マネージャ,John Inada氏は,同ソフトの人気について次のように説明する。「当社の『Dead or Alive 3』は100万本以上売れた実績があるため,DOAのファンがDOA Xtreme Beach Volleyballの売上げを後押しすると確信していた」(同氏)

 NPD Group/NPD Funworld社によると,1月は次世代ハードウエア機器の売上高が前年同月比26%増,ソフトウエアは同46%増の勢いで成長した。

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