米国半導体工業会（SIA：Semiconductor Industry Association）は米国時間2月13日に，シリコン・ウエーハに関する調査結果を発表した。それによると，2002年にシリコン・ウエーハの出荷面積は前年比19％増加したものの，売上高は6％増にとどまったという。
2002年の出荷面積は合計46億8100万平方インチで，売上高は55億ドル。ちなみに2001年の売上高は52億ドルだった。2002年第4四半期の出荷面積は前期より10％減少したが，前年同期と比べて29％以上も増加した。
SEMI議長兼CEOのStanley T. Myers氏は，「2002年に出荷面積が増加したのは喜ばしいことだ。しかし売り上げ成長の減速により，シリコン・メーカーは今後も技術や生産規模への投資に躊躇するだろう。特に先進技術に対応した設備拡張には消極的だ」と述べた。
■2002年におけるシリコン・ウエーハの出荷面積と売上高
1999年 2000年 2001年 2002年
出荷面積（100万平方インチ） 4,469 5,551 3,940 4,681
売上高（10億ドル） 5.9 7.5 5.2 5.5
出典：SEMI
■加工タイプ別シリコン・ウエーハの出荷面積（単位：100万平方インチ）
2001年Q4 2002年Q3 2002年Q4
鏡面 681 957 860
エピタキシャル 160 250 223
ノンポリッシュ 37 56 51
合計 878 1,263 1,134
出典：SEMI
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