米Microsoftは,同社のMac OS X向け個人情報管理ソフト「Entourage X for Mac」に,Exchange Server対応機能を追加することを米国時間2月11日,発表した。「Entourageを使用するMac OS Xユーザーが,ほかのPCユーザーとスムーズにコミュニケーションをとれるようにする」(Microsoft社)

 Exchange Server対応機能を追加するのは、「ユーザー同士の空き時間を調べ,ミーティングなどの日時を決定できるカレンダ機能を共有したいという企業ユーザーが多かったため」とMicrosoft社は説明する。

 Entourage XのExchangeサーバー対応版は,アドレス帳データベースの検索を可能にするディレクトリ・サービス参照機能や,アドレス帳とカレンダをExchangeサーバーと同期させる機能も追加する。このほか電子メールのテキスト・レンダリング機能などを向上させるという。

 リリースは2003年夏の予定。英語,日本語,フランス語,ドイツ語,スペイン語,スウェーデン語の,6つの言語版を用意する予定。 対応するExchangeのバージョンはExchange 2000以降。Mac OS 9ユーザーは「Outlook 2001 for Mac」を使ってExchangeサーバーと互換性をとる必要がある。

 「Office ver. Xのリリース以来,ExchangeサーバーとMac OS Xの互換性を求める声が多数寄せられていた。Entourage XにExchangeサーバー対応機能を追加することで,異種プラットフォームのユーザー間でコミュニケーションが円滑に行えるようになる」(Microsoft社Macintosh Business Unit担当マーケティング/ビジネス開発ディレクタのTim McDonough氏)

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