フィンランドのNokiaが現地時間2月7日,非純正の携帯電話機用バッテリの使用に関して警告を発した。1月に欧州,アフリカ,アジア地域で,他社製バッテリの過熱により,バッテリと電話機本体に損害が及んだとの報告があったという。

 Nokia社は,非純正バッテリの使用によって発生しうる危険性について注意を呼びかけている。

 同社は現在,さまざまな地域の各メーカーの非純正バッテリについて詳細な調査を行っているという。同社が入手できたバッテリに関していえば,「問題のバッテリはNokia社が要求するセキュリティと品質の条件を満たしていないものとみられる。また、非純正の充電器を使用すると,バッテリの誤作動を引き起こす可能性がある」(Nokia社)と指摘した。

 Nokia社の通常の保証では,非純正アクセサリ製品は対象外となる場合がある。同社は,Nokia社製携帯電話機にはNokia社製アクセサリを使用することを推奨している。

 なお,米メディアの報道(CNET News.com)によると,米国では同様のトラブルの報告は受けていないという。

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