「インテグレーション・ソフトウエア市場で,米webMethodsは最も急速にシェアを拡大している」。webMethods社は米国時間2月6日,英Buckingham Researchの調査結果を引用して発表した。

 Buckingham Research社の調査によると,企業向けインテグレーション・ソフトウエア市場全体のうちwebMethods社のラインセンス収入が占める割合は,2001年の22.3%から2002年は29.1%に拡大したという。同市場でシェアを伸ばしたのは,webMethods社のほかに1社しかいなかった。

 「webMethods社は先進の統合プラットフォームをベースにした事業を順調に進めている。顧客を成功に導くための取り組みがそれを支えている。インテグレーション・ソフトウエア市場は2002年を通じて成長しなかったが,我が社は急成長を遂げることができた」(webMethods社会長兼CEOのPhillip Merrick氏)

 webMethods社は社内全体にわたってアプリケーションを統合できるプラットフォームを提供している。ビジネス・プロセス,企業向けアプリケーションとレガシー・アプリケーション,データベース,Webサービスなどをむすび,「顧客のROI増加を実現する」(webMethods社)。

 ちなみに米GartnerのDataquestの調査によれば,世界のアプリケーション・インテグレーション,ミドルウエア,ポータル市場は,2001年の51億ドルから2006年には105億ドルに成長するという。

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