米Microsoft社と米MIPS Technologies社は,主要なシリコン・ベンダーとともに業界団体「MIPS Alliance for Windows CE」を発足した。両社が米国時間2月5日に発表した。同団体は,業界標準のMIPSアーキテクチャとWindows CE .NETオペレーティング・システム採用の促進を狙って結成された。併せて,Windows CE .NETをMIPSベースのプロセサ向けに最適化することも目的である。

 「MIPS Alliance for Windows CE」には,設立メンバーとしてADMtek,AMD,ATI Technologies,Broadcom,Marvell Technology Group,NEC Electronics,PMC-Sierra,Texas Instruments,東芝などが参加している。Microsoft社は同日,MIPSのライセンスを取得している50を超える企業の幹部社員を同社の本社がある米Redmondに集めて,初の「MIPS and Microsoft Executive Summit」を開催した。

 「MIPS Alliance for Windows CE」は,両社の10年にわたる関係を基に設立された。同団体の結成により,東芝などの企業が,MIPS32とMIPS64アーキテクチャ向けにWindows CE .NETプラットフォームを最適化するための技術とマーケティング・リソースを提供する。

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