米Symantec社は,米国の医療関連データ規格「Health Insurance Portability and Accountability Act」(HIPAA)に対応したネットワークのセキュリティ・ポリシー設定/監査ツール「Enterprise Security Manager(ESM)for HIPAA」の概要をウェブキャストで配信する。同社が米国時間1月29日に発表した。新しいセキュリティ・モジュールでは,1996年に法制化されたHIPAAに対応したチェックを可能にした。

 「Understanding HIPAA: A Security Perspective」と題したウェブキャストは,2003年1月30日の午前8時(米国太平洋標準時間)から配信される。参加希望者は,WWWサイトから登録できる。

 同ウェブキャストでは,情報セキュリティ・ビジネス戦略の副社長であるLouis J. Carpenito氏,製品管理ディレクタのRonald Van Geijn氏が主なプレゼンタとなる。両者は,同社のポリシー・コンプライアンス製品を使って,どのように保健医療機関の環境の安全を確保するかについて論じる。また,ESMを使ってセキュリティ・ポリシーのコンプライアンス管理とセキュリティ評価の自動化と集中化によりセキュリティ・ポリシーのTOCを低下させるとともに,企業リスクを削減する方法を学ぶことができる。

 「HIPAAへの準拠は,米国において文字通り数百万人の人々に影響を与える。『EMS for HIPAA』は,自分の医療組織をHIPAAに準拠させようとしている同業界の情報技術社員を支援するものである」(Louis J. Carpenito氏)

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