ハイテク企業の幹部らがマーケティング研究会を設立。アイデアの共有と交換を狙う

和田英一

2003.01.28

　ハイテク市場に参加する企業のマーケティング最高責任者（CMO：Chief Marketing Officer）と技術マーケティングの幹部社員らが集まり，「CMO Council」という団体を設立した。同団体は，業界トップのマーケティングやブランド決定を行う幹部達が集まって，対話やハイレベルな知識交換，ネットワーク作りなどを通じて，ハイテク市場の参加企業が直面する問題に対処することを狙う。

　CMO Councilの設立メンバーには，3Com，AMD，Borland，Cisco，Computer Associates，Dell，eBay，EDS，富士通，日立，HP，Hughes Global，Intel，Intuit，Iomega，Lucent，Microsoft，Nortel，Quantum，Siemens，Symantec，TDK，Veritas，Xerox，Yahoo!，その他の幹部社員が含まれている。

　「同グループは，厳しい市場状況において，技術分野で経験を積んだマーケティング担当者にとって，アイデアの共有および交換を行うための場となる」（CMO Council Advisory Boardの会長のJan Soderstrom氏）。

　同団体は，米Aberdeen Groupと米GlobalFluencyがスポンサとなり，次の14名の顧問会議によって導かれる。
・Jan Soderstrom氏，会長（前3Com，Visa）
・Jeremy Burton氏，Veritas
・Gerard F. Corbett氏，Hitachi
・Timothy D. Eades氏，Phoenix Technologies
・Brooks W. Fisher氏，Intuit
・Ken Fitzpatrick氏，Computer Associates
・Donald E. Frischmann氏，Symantec
・Jeff Jeter氏，Manugistics
・Barbara Nelson氏，Quantum
・Ron Ricci氏, Cisco Systems
・David Riemer氏，Yahoo! Inc.
・Nazhin Zarghamee氏，Hyperion

　メンバーは，CMO Councilメンバーから指名され，技術分野で最低15年の経験，マーケティングとブランディングにおける業績が必要。