米Network Associatesは米国時間1月23日,2002年の第4四半期と通期の決算を発表した。2002年第4四半期の売上高は2億5600万ドルとなり,前年同期の2億5800万ドルから減収となった。ただし先に発表していた売上予測値(2億5200万~2億5700万ドル)の範囲内の上限に近づいた。

 純利益は4420万ドルで,前年同期の純損失486万ドルから黒字に転換した。プロフォーマ・ベースの1株当たり利益は29セント。前年同期の同じ条件の1株当たり利益は26セントだった。

 2002年通期の業績では,売上高が9億4190万ドルとなり,前年の8億1250万ドルから増収となった。純利益は9020万ドル。前年は1億65万ドルの赤字を報告していた。プロフォーマ・ベースの1株当たり利益は76セントで前年の21セントから増大した。

 「利益向上を目指し厳しい決断をしてきたが,引き続き目覚ましい業績を示すことができた。今後も株主に利益をもたらしていく」(同社CEO兼会長兼のGeorge Samenuk氏)

 同社は今後の見通しについても明らかにしている。2003年第1四半期の売上高が2億2500万~2億3000万ドルの範囲,プロフォーマ・ベースの1株当たり利益は9~11セントと予測する。2003年通期は,売上高が10億~10億3000万ドルの範囲,プロフォーマ・ベースの1株当たり利益は70~75セントとみる。

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