米XACCT Technologiesは,米Boeingの広帯域通信サービス事業であるConnexion by Boeing社がモバイル情報サービスに「XACCT Network-to-Business(N2B)」プラットフォームを採用したと米国時間1月16日に発表した。Connexion by Boeing社は,民間航空機向けに上り20Mビット/秒,下り1Mビット/秒の機内広帯域ネット接続サービスを提供している。

 Connexion by Boeing社は,XACCT N2Bプラットフォームを利用して,ブロードバンド,高速データ通信,接続サービスの構築,提供,課金を行う。このサービスには,電子メール,インターネット,ファイヤウォールで保護されたイントラネットへのアクセス,オーディオ/ビデオ・ストリーミング・アプリケーションなどが含まれる。同技術により,航空業者は,サービスの利用時間,種類,ボリューム,品質をベースにした複数の価格設定と課金オプションを実装できる。

 XACCTソフトウエアは,Connexion by Boeing社の機載装置の一部としてインストールされ,フライト中のリアルタイムの通信を可能にする。課金を目的として,オンボード・アプリケーションやポータル・サーバーからサービスの利用とコンテンツに関連するデータを収集する。また,ストリーミング・メディアのアプリケーションに必要なサービス品質を維持するために,呼び出し時間,ジッタ,パケット・ロスなどの重要なサービス・パラメータを監視する。

◎関連記事
英国航空が機内広帯域ネット接続サービスの試験運用を開始へ
米コネクション・バイ・ボーイングが航空機と地上間のビデオ会議をデモ,通信速度は最大20Mbps
American,Delta,Unitedの航空3社がBoeingと合弁設立,機内広帯域ネット接続サービスを提供へ

発表資料へ