米Dell Computerが米国時間1月13日に,中規模から大規模の小売店向けPOSシステムを発表した。すでに米国内にある米The Wet Sealの店舗588軒に,1100台以上のPOSシステムを導入したという。
Dell社では,「標準ベースの設備を使うので,小売店は業務全般におけるPOS/ネットワーク/サーバー/ストレージ・システムを効率よく導入でき,コストも少なくて済む」と説明する。
同社の標準的なPOSシステムは,デスクトップ・パソコン「Optiplex」,フラット・ディスプレイまたはCRT(タッチ・パネル付きも用意),プログラム可能なキーボード,バーコード・スキャナ,レシート用の熱転写プリンタ,現金を入れるための引出しで構成する。価格は1794ドルから。
Dell社は,独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV)米Retek,米AutoGas,米GERS,米MSS Globalと提携し,販売業務/在庫管理/支払い/経理/顧客データ/社内通信などの店舗業務の自動化を実現するソフトウエアの開発を行った。
「このようにPOSレジスタからバック・オフィスやデータ・センターまでの合理化を実施することで,小売店は店舗業務を効率化できる」(Dell社)
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