ワイヤレスLAN(WLAN)用半導体を手がける米Intersil社が米国時間1月8日に,IEEE 802.11b対応WLAN向けチップセット「PRISM」の新しいドライバ・ソリューションを発表した。同ソリューションは,「Windows CE for Smart Displays」オペレーティング・システムを搭載するスマート・ディスプレイをサポートする。スマート・ディスプレイは,「Windows XP」の機能を拡張して家庭内のどの部屋からも無線で情報,アプリケーション,サービスにアクセスを可能にする。

 Windows CE for Smart Displaysは,さまざまな製造業者からのスマート・ディスプレイに搭載される新しいソフトウエア技術。同OSを搭載するスマート・ディスプレイは,802.11無線接続を介して「Windows XP Professional」が稼働するPCと接続できる。通信可能な範囲はおよそ45.72メートルまで。接続が確立されると,PC上の情報,アプリケーション,サービスにアクセスできるようになる。ユーザーが使いやすいように,スマート・ディスプレイは,タッチ・スクリーン方式のスクリーン,完全にカスタマイズ可能なオン・スクリーンのキーボード,手書き認識向けのライティング・パッドやその他のオプションを提供する。

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