米Intelは,リリース予定の無線モバイル・コンピューティング技術の総称として新ブランド「Centrino」を使用すると,米国時間1月8日に発表した。

 Centrinoブランドは,これまで「Banias」(開発コード名)と呼んでいたモバイル向けマイクロプロセサおよび関連チップ・セットと,IEEE 802.11無線ネットワーク関連技術を対象とする。「複数技術の組み合わせに一つのブランドを冠するのは,当社ではCentrinoが初めて」(Intel社)

Centrino Logo 同ブランドでは,Centrinoという名称に加え,「Intel Inside」のマークをあしらったロゴも使用する。ロゴにはこれまでも同社が使用していた水色にマゼンタを組み合わせ,飛翔感/モバイル性/前進といったイメージを表現する新しい形状を採用した。

 Centrinoモバイル技術の最初のリリースは,2003年前半になるという。

 「Centrinoは,コンピュータの利用場所や使い方を一変させる新世代モバイル・パソコンを意味するブランドだ。職場/家庭/空港/カフェなど場所を問わず,Centrinoモバイル技術は“ケーブル不要”という自由と柔軟性をもたらすだろう」(Intel社コーポレート・マーケティング・グループ担当副社長兼ディレクタのPam Pollace氏)

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