NTT-MEが米SonicWALLのセキュリティ・アプライアンス製品を採用し,企業向けマネージド・ネットワーク・セキュリティ・サービス「TrustME for SonicWALL」を提供する。SonicWALL社が米国時間1月7日に明らかにしたもの。

 TrustME for SonicWALLはステートプル・パケット・インスペクション方式によるファイアウオールとリモート・アクセス機能を備え,あらゆる規模の国内企業を対象とするサービス。「SonicWALL SOHO3」「同TELE3」「同TELE3 SP」といったセキュリティ・アプライアンスを使用し,「SonicWALL Global Management System(GMS)」を使うことで遠隔地から管理することができる。

 同サービスはNTT-MEの「Global WAVE」系列の製品として,すでに国内販売網を通じ利用可能となっている。

 「中小企業は,ネットワーク技術者不足や,技術者がセキュリティ管理業務を継続的に行えない,という問題に悩むことがよくある。そのため,セキュリティ管理を遠隔地から監視/運用するサービスに対する期待が極めて大きい」(NTT-MEグローバルソリューション本部取締役グローバルソリューション本部長の有馬修二氏)

 TrustME for SonicWALLを利用すると,セキュリティ管理業務を遠隔地から行えるようになるので,ネットワーク管理者の負担を軽減できるという。「管理作業を一元管理し,セキュリティ・アプリケーションやポリシーの運用を遠隔操作することで,総所有コスト(TCO)削減にもつながる」(SonicWALL社)

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