米Palm傘下の米PalmSourceは,無線通信デバイスを手がける韓国のHuneTec社に「Palm OS」をライセンス供与したことを米国時間1月6日に発表した。HuneTec社は,同OSプラットフォームを米WebLink Wireless社が提供する無線ReFLEXネットワークの通信機能に統合して新しい企業向け双方向のメッセージング・デバイスを製造する。

 「ReFLEX 25」技術は,受信可能な範囲が広く,信号が強くビル内にも到達可能なため,企業は重要な電子メールや企業情報に常にアクセスできる。現在Palm OSは,Bluetooth,IEEE802.11,GSM/GPRS,CDMA/1X RTTネットワークをサポートしているが,ReFLEXネットワークが提供するページングと電子メール機能により,さらにPalm OSの無線ネットワーク標準のサポートが拡張される。

 「強力なReFLEX技術と到達範囲が広いReFLEXネットワークを同社のPalm搭載デバイスを製造する能力を組み合わせることにより,顧客はすべての新世代無線モバイル・ソリューションの恩恵を受けられるようになる」(PalmSource社の社長兼CEOのDavid Nagel氏)

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