米IBMが,16ウェイまで拡張可能なIntelプロセサ・ベースのサーバー「eServer x440」の量産出荷を米国時間12月18日に発表した。同サーバーは,Intelの「XeonプロセサMP」を搭載している。高さ14インチ(35.56センチ)のコンパクトなシステムで提供する。

 同サーバーは,企業のデータ・センターにおける性能,信頼性,スケーラビリティ向上に対応するように設計された。同社の「Enterprise X-Architecture」技術で構築され,「要求に応じて拡張する」という柔軟なアプローチにより,予期せぬビジネスの拡大に応して最高16プロセサまで拡張できる。

 Unisysの競合製品が自社のラックで40U(約1.82メートル)のスペースが必要なのに対して,16ウェイの「eServer x440」は,業界標準のラックでUnisysの5分の1に該当する8U(35.56センチ)しか必要としない。

 新しい16ウェイの「eServer x440」モデルは,同日から出荷が開始される。価格は,8万1332ドルから。「eServer xSeries」シリーズは,LinuxとWindowsに対応している。

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