「米国消費者の4分の3以上は,クリスマスの買い物シーズンが近づくにつれ商品やサービスの価格が上昇すると感じている」。米Decision Analystが米国時間12月12日に,消費者の物価に関する意識調査結果を発表したもの。

 調査結果によると,物価が上昇すると感じている消費者の割合が2001年と比べて増えているという。主な内容は以下の通り。

■表1 物価に対する消費者の意識(2001年11月と2002年12月の比較)

                     2001年11月     2002年12月
急速に上昇する          14%           19%
徐々に上昇する          41%           56%
ほぼ変化しない          35%           22%
徐々に下落する           9%            3%
急速に下落する           1%            0%

出典:Decision Analyst社

 2002年の調査結果を世代別にみた場合,「物価が急速に上昇する」という回答の割合は,若い世代の方が年配層より少なかった。

■表2 物価に対する消費者の意識(世代別,2002年11月)

年齢               18~24     25~34     35~44     45~54     55以上
急速に上昇する      10%       13%       25%       24%       28%
徐々に上昇する      59%       57%       51%       56%       56%
ほぼ変化しない      27%       27%       21%       18%       15%
徐々に下落する       4%        3%        3%        1%        1%
急速に下落する       0%        0%        0%        0%        0%

出典:Decision Analyst社

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