XML関連の標準化団体OASIS（Organization for the Advancement of Structured Information Standards）のメンバーは，ビジネス協調仕様「ebXML Collaboration Protocol Profile and Agreement（CPPA）v2.0」をOASIS標準として承認した。OASISが米国時間12月2日に明らかにしたもの。
ebXML CPPAは，ビジネス・パートナの技術的な能力と，パートナ間の文書合意について定義する仕様。同仕様により，電子的なビジネス協調を安全に実行できるようになるという。
同仕様についてOASIS ebXML CPPA技術委員会委員長のDale Moberg氏は，「二つの組織がそれぞれ異なるベンダーのソフトウエアを使っている場合でも，ebXML CPPAを適用すれば両者間で相互接続性を確保できる」と説明する。
「Collaboration Protocol Profile（CPP）は，組織のメッセージ交換能力と対応可能なビジネス協調機能を定義する。一方Collaboration Protocol Agreement（CPA）は，選択したビジネス協調機能を実行して両組織が相互作用する方法を定義する。ebXML CPPA v2.0により，従来型EDIベース・アプリケーションと古いタイプのアプリケーションの双方を，ebXMLベース・プラットフォームに移行する作業が簡素化できる」（同氏）
ebXML CPPAの開発に協力した主な企業は以下の通り。米Commerce One，米Cyclone Commerce，米E2open，米Hewlett-Packard，米IBM，米Intel，アイルランドIONA，Mercator Software社，ドイツSAP AG，米SeeBeyond Technology，米Sterling Commerce，米Sun Microsystems，米Sybase，米TIBCO Software，米Vitria Technology，米webMethods。
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