米Sprintは米国時間11月26日,コニカの米国子会社Konica Business Technologiesにデータおよび音声サービスを提供することで提携を結んだことを明かにした。提携規模は数百万ドルにのぼるという。

 Sprint社はKonica Business Technologies社の主要サービス・プロバイダとして,複数年にわたり,音声サービス,フレーム・リレー方式のデータ・ネットワーク,音声会議やビデオ会議向けの各種ソリューションを提供する。

 「我が社はSprint社の技術とビジネスを信頼して,同社との契約を決定した。Sprint社は我が社の重要なアプリケーションを保護し,米国全土にわたってやりとりするためのプランを立てている」(Konica Business Technologies社国内電気通信部門マネージャのJeff Rude氏)

 Konica Business Technologies社社長のYasuo Matsumoto氏は,「我が社と顧客に長期的な恩恵をもたらすソリューションに投資することが,我が社の戦略だ。Sprint社は我が社の技術管理を支援し,革新的な通信サービスを提供してくれるだろう」と述べた。

 Sprint社は世界70カ国の企業と居住者に通信サービスを提供しており,「顧客は2600万を上まわる」(Sprint社)。米国では,音声およびデータ・サービスを18州で展開するほか,デジタル無線ネットワークを運営している。

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