半導体製造装置・材料に関する業界団体SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)が米国時間11月21日に,2002年第3四半期の世界半導体製造装置市場に関する調査結果を発表した。それによると,同市場の売上高は57億ドルで,前年同期と比べると1%増加。前期からは22%成長した。

 日本の売上高は11億4000万ドルで前期と比べて45%急増したが,前年同期からは22%減少した。北米の売上高は15億5000万ドルで,前期比22%増,前年同期比7%減となった。

 当期における世界市場の受注額は49億6000万ドル。前年同期比43%増だが,前期に比べ26%減少した。

■2002年第3四半期における地域別売上高(単位:10億ドル)

地域      2002年Q3     2002年Q2     2001年Q3      前期比    前年同期比

欧州        0.53         0.52         0.70         1.4%      -23.9%
日本        1.14         0.79         1.47        45.2%      -22.2%
北米        1.55         1.27         1.66        22.0%       -6.7%
韓国        0.46         0.36         0.30        25.4%       49.4%
台湾        1.12         1.05         0.72         6.2%       55.7%
その他      0.91         0.67         0.79        35.9%       16.0%
合計        5.71         4.66         5.63        22.3%        1.3%

出典:SEMI

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