フィンランドのNokiaとカナダのResearch In Motion(RIM)が現地時間11月8日に,携帯端末向け電子メール・ソフトウエア「BlackBerry」のライセンス供与に関して提携を結んだことを明らかにした。提携の金額などの詳細は明らかにしていない。
提携のもと,Nokia社は自社製品にBlackBerryをバンドルし,世界規模で使用および販売する。
BlackBerryのアーキテクチャは,企業システムとのバックエンド統合機能を備え,エンド・ツー・エンドのセキュリティやプッシュ型アプリケーションに対応する。「北米と欧州で多数の企業が採用しており,アジア太平洋地域でも利用が始まっている」(両社)
「モバイルとメッセージング機能の組み合わせは,とりわけ企業ユーザーにとって大きな役割を果たす。RIM社との提携により,モバイル・プロフェッショナルが外出先で電子メールを管理するための優れた選択肢を提供できる」(Nokia社Mobile Phones部門上級バイス・プレジデントのErik Anderson氏)
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