米AT&T社と米Comcast社は米国時間10月30日に,AT&T社の総額およそ118億ドルにのぼる債務証券に関する交換の申し出の利息と交換比率を発表した。この交換の提示は,予定されるComcast社とAT&T Broadband社の合併(AT&T Comcast Transaction)の一部として行われるもの。

 AT&T社から期限の延長が発表されない限り,交換の申し出と換金権利は,2002年11月1日のニューヨーク時間午前0時に無効となる。AT&T社は,期間を延長する場合には,プレス・リリースまたはその他の媒体を通して遅くともニューヨーク時間で午前9時までに発表する。保有者は,今回発表されたシリーズの債務証券を交換期限まで換金できる。

 なお,期間が延長された場合には,満期から2日前の売買相場の開きなどを元に計算し直される。

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