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2002年Q3のPDA世界市場は前年同期比0.9%の微増,米パームが首位,ソニーが健闘米GartnerのDataquestが米国時間10月28日に,2002年第3四半期のPDA(携帯情報端末)世界市場に関するを調査結果を発表した。それによると,出荷台数は前年同期比0.9%増の260万台だった。 2002年第1〜3四半期の出荷台数は,昨年の同期間と比べ8.3%減少している。このため市場が第4四半期によほど強い伸びをみせない限り,2002年はマイナス成長となる可能性が高い。 米Palm,米Hewlett-Packard(HP),ソニーの3社が世界市場における出荷台数の58%を占めた。出荷台数ベースの市場シェアでは,Palm社が30%以上を獲得した。なお,最も著しく伸びたのはソニーと東芝である。ソニーは前期比280%増,東芝は市場に参入したばかりとあって,前期比1705%増の伸び率を記録した。 「Palm社に以前ほどの勢いがないとはいえ,依然,出荷台数は後続のHP社を2倍強上まわる。Palm社は,第3四半期に大がかりなプロモーションを行い,10月22日の新モデル発表に備えて在庫を削減した。またソニーの出荷台数は,前年同期と比べ約3倍に増加しており,2位のHP社を僅差で追い上げている。ソニーは2002年に入ってから,平均して毎月新しいモデルを発表している」(Dataquest社主席アナリストのTodd Kort氏)
■表1 2002年第3四半期の世界市場におけるメーカー別出荷台数の速報(単位:台)
2002年Q3 2002年Q3 2001年Q3 2001年Q3
出荷台数 市場シェア 出荷台数 市場シェア 伸び率
メーカー (%) (%) (%)
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Palm 808,805 30.6 754,810 28.8 7.2
HP 381,910 14.4 317,890 12.1 20.1
ソニー 344,963 13.0 90,690 3.5 280.0
東芝 144,391 5.5 8,000 0.3 1,705.0
Handspring 100,100 3.8 353,642 13.5 -71.7
その他 863,523 32.7 1,093,786 41.8 -21.0
合計 2,643,692 100.0 2,618,818 100.0 0.9
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注:京セラの「Kyocera 6035」,韓国Samsungの「Samsung I-300」,
米Handspringの「Treo 180」などのスマートフォンは含まず。
出典:Dataquest社(2002年10月)
米国市場では,Palm社が約40%の市場シェアを占めて明らかなリードを保っている。2位は市場シェアを約19%まで拡大したソニー。同社の出荷台数は,1年前から約4倍へ増えている。3位は市場シェア15%のHP社だった。
■表2 2002年第3四半期の米国市場におけるメーカー別出荷台数の速報(単位:台)
2002年Q3 2002年Q3 2001年Q3 2001年Q3
出荷台数 市場シェア 出荷台数 市場シェア 伸び率
メーカー (%) (%) (%)
----------------------------------------------------------------------
Palm 505,000 39.4 479,000 39.0 5.4
ソニー 240,000 18.7 50,000 4.1 380.0
HP 190,000 14.8 150,000 12.2 27.0
Handspring 80,000 6.2 276,000 22.5 -71.0
東芝 70,180 5.5 NA NA NA
その他 197,806 15.4 272,753 22.2 -27.5
合計 1,282,986 100.0 1,227,753 100.0 4.5
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注:京セラのKyocera 6035,韓国SamsungのSamsung I-300,
米HandspringのTreo 180などのスマートフォンは含まず。
出典:Dataquest社(2002年10月)
OS別でみると,米Microsoftの「Windows CE」搭載機は,初めて世界市場におけるシェアが30%を超えた。前年同期の16.2%からほぼ倍増している。「Palm OS」搭載機のシェアは約48.6%で,前年同期とほぼ同じである。 Kort氏は,「Palm OS搭載機の市場シェアはゆっくりとした減少を経て,ほぼ安定したかのようにみえる。しかし第4四半期には,『Pocket PC』搭載機のメーカーが価格競争をしかけてくることが予測され,Palm搭載機はさらなる苦戦を強いられるだろう。すでに米Dell Computerと東芝が動き始めている」と説明した。また同氏は,「Dell社の市場参入は,し烈な競争の始まりを意味しており,市場で足場を固めていない企業や,財政状況が芳しくない企業は今後生き残りが困難になる」と予測している。 ◎関連記事 [発表資料へ] |