米Microsoft社が米国時間10月15日に,Bluetooth対応製品のスイート「Wireless Optical Desktop for Bluetooth」を,11月に159ドルで発売する,と発表した。Bluetooth対応キーボード,マウス,トランシーバは「Windows XP」に対応する。これとは別に,「Wireless IntelliMouse Explorer for Bluetooth」もUSBトランシーバが付属して84.95ドルで販売される。

Wireless Optical Desktop for Bluetooth 同スイートは,Bluetooth対応の無線キーボード,マウス,トランシーバを提供する。これらの組み合わせにより,ケーブルなしでBluetooth対応デバイスに接続可能になる。また,「Wireless IntelliMouse Explorer for Bluetooth」とトランシーバは別製品としても提供される。

 Bluetooth技術を用いることにより,27MHz帯技術と比べて最大5倍の動作範囲を提供する。ユーザーは,PC,プリンタ,携帯電話,入力デバイスといった同技術に対応するさまざまなデバイスを無線で接続できる。

 「Wireless Optical Desktop for Bluetooth」は,PCに対して携帯電話などのBluetooth対応デバイスの統合を望むユーザーに手段を提供する。ラップトップ上でUSB式Bluetooth対応アダプタを使った場合,Bluetooth対応の携帯電話がモデムとしての役割を果たして,無線でインターネットに接続できるようになる。

 デスクトップ上では,ユーザーがBluetooth対応ポータブル・デバイスとその他の周辺機器をPCに素早く無線接続できるようになった。Bluetoothの動作範囲は30フィート(9.14メートル)なので,ユーザーは壁があってもケーブルなしで同技術対応のプリンタにドキュメントを送信できる。

 ちなみに,IDCの調査では,Bluetoothは無線技術の主流となりつつあり,Bluetooth SIGの半導体売り上げは,2001年の7600万ドルが2006年に26億ドルに増加するとしている。

◎関連記事
米マイクロソフト,Bluetooth対応無線キーボードとマウスを商品化へ
Bluetooth SIGが入力装置に関するBluetooth仕様をリリース
米MicrosoftがBluetooth対応の無線キーボートとマウスを準備中
Windows XP SP1からBluetoothサポート機能が外れる
水面下で進むWindows XPのBluetooth対応

発表資料へ