アイルランドのIONA Technologiesが米国時間10月15日に，CORBAアプリケーションのWebサービス移行を支援するプログラム「CORBA Connect」を発表した。CORBAユーザーにソフトウエア，サービス，トレーニングを提供する。
CORBA Connectでは，IONA社のWebサービス開発／導入／統合／管理用プラットフォーム「Orbix E2A Web Services Integration Platform - XMLBus Edition 5.4」，IONA社認定の技術設計者によるサービス，顧客サービス・サポートを組み合わせる。IONA社の顧客は，IONA社のエンジニアやコンサルタントの協力を得て，CORBAアプリケーションのデータおよびビジネス・ロジックを活用し，Webサービスを使って企業のシステムや事業経営を効率化することができる。
Orbix E2A Web Services Integration Platform - XMLBus Edition 5.4は，2002年9月16日に発表され，現在一般向けに利用可能。CORBAシステムとWebサービスをつなぐための機能強化を図ったという。例えば「Operation Flow Designer」は，複雑なCORBAシステムをより抽象的で業務に密着したWebサービスに対応付ける際に起きる問題に対応する。Orbix E2A Web Services Integration Platform - XMLBus Edition 5.4がサポートするCORBA開発プラットフォームには，「Orbix」「ORBacus」「VisiBroker」などが含まれる。
「4500社以上の顧客がIONA社のCORBA関連製品を使って，ミッションクリティカルなアプリケーションの統合を図っている。CORBA Connectは，これらの顧客がWebサービスを利用して，既存のCORBAシステムを簡単に拡充できるよう支援する」（IONA社Business Operations部門バイス・プレジデントのBob Potter氏）
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