NECの新型ノート・パソコン「LaVie L」は,カナダATI Technologiesのノート・パソコン用統合グラフィックス・プロセサ「RADEON IGP 340M」を搭載する。ATI Technologies社が現地時間10月10日に明らかにしたもの。

 「RADEON IGP 340M統合グラフィックス・プロセサは,業界初のIntel Pentium 4 Processor-MおよびCeleron Processor-M向けチップセット」(ATI Technologies社モバイル&統合ビジネス部門担当副社長兼ジェネラル・マネージャのPhilip Eisler氏)

 RADEON IGP 340Mは64ビットのシステム・メモリー・インタフェース,最大128Mバイトの共有メモリーを備え,「HYPER Z」や「PIXEL TAPESTRY」などの機能を提供する。ハードウエアによる動き補償やiDCT(逆離散コサイン変換)を処理するため,適応デインターレーシング・エンジン「VIDEO IMMERSION」を採用した。

 さらに「FLEXFIT Universal Platform Architecture」と呼ぶアーキテクチャを導入している。「さまざまな市場セグメントに適した基盤プラットフォームを作る際に,マザーボードの再設計,BIOSやドライバの変更を行う必要がない。そのためメーカーは,あらゆる市場に向けて製品を設計できる」(ATI Technologies社)

 なおNECのLaVie Lは,動作周波数1.5GHzのCeleronプロセサ,256Mバイトの内蔵メモリー,40Gバイトのハード・ディスク装置,DVD-ROM対応のCD-R/RWドライブを搭載する。一般向け発売は2002年10月中旬の予定。

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