米Network Associatesがソフトウエア・アップデートに関する技術で米国特許を取得した。同社が米国時間10月4日に明らかにしたもの。

 同特許の米国特許番号は6,457,076。タイトルは「System and method for modifying software residing on a client computer that has access to a network」。2000年9月13日に申請し,2002年9月24日に成立した。25件のクレームから成る。

 ダウンロード提供されるクライアント・アプリケーションが対象のクライアント・コンピュータをスキャンし,該当ソフトウエアを認識できるようにするためのシステムと手法に関する技術である。また認識したソフトウエアとデータベースの情報を比較し,認識したソフトウエアのサービス・プロバイダを特定する。

 同技術はソフトウエアのダウンロードおよび転送,コンピュータのスキャンニングなどに利用できる。そのほか,レコメンデーションや広告配信,異なるベンダーによる新サービス,アップグレード,新製品の比較ショッピングといった用途も視野に入れる。

 「特許技術を用いた最新の使いやすいセキュリティ・ソフトウエアを提供し,悪意のあるコードの脅威から顧客を保護する」(Network Associates社Consumer Division部門McAfee Security担当上級バイス・プレジデントのWilliam Kerrigan氏)

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