米Nielsen//NetRatingsが米国時間9月30日に，デジタル・メディア利用に関する新たな追跡調査「Digital Media Universe」を2002年第4四半期より開始すると発表した。
パソコン利用の追跡に用いる同社の特許技術を利用し，WWWおよびデジタル・メディアの使用状況に関する包括的な見解を提供する。Nielsen//NetRatings社は，「増加するインターネット使用の正確な情報により，企業の事業拡張における戦略的な意思決定を支援する」としている。
「WWWマーケッタは，インターネット利用とデジタル・メディア利用の両方を把握しなければ，オンライン・マーケティングで鋭い判断は下せない」（Nielsen//NetRatings社）
Digital Media Universeでは，WWWベースのトラフィックと，インターネット・アプリケーションおよびブラウザのチャネル視聴者データを組み合わせる。「AOL」サービス・チャネルの測定データも含まれる。そのほか，インスタント・メッセージング，メディア・プレーヤ，メディア交換アプリケーション，ISPアプリケーション，無線コンテンツ・システム，インターネット電話，ニュースおよび情報ツール・バー，オンライン・ゲーム，気象予報アプリケーション，オークション・アシスタント，ショッピング・アシスタントなども測定の対象とする。
「オンライン・ユーザーがますますインターネット・アプリケーションを利用するようになるにつれ，あらゆるデジタル・メディアにおけるインターネット利用状況の調査や解析に直接アクセスできることは非常に重要だ」（米AOL Time WarnerのAmerica Onlineマーケット調査担当バイス・プレジデントのRande Price氏）
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